出漁
しゅつりょう異読 しゅつぎょ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
going fishing
文例 · 用例
それは是非共漁の総ての関係からして、左様いうように仕なければ漁場が荒れて仕舞うので、年のいかないものや、働きの弱い年寄などは蹈切って他所へ出ることが出来ないから、自分の方の漁場だけで働いて居るが、腕骨の強い奴は何時でも他所へ出漁する。
— 幸田露伴 『夜の隅田川』 青空文庫
その際、おりおり出漁の休日があっても、また魚の数え損じがあってもさしつかえはない。
— 寺田寅彦 『物質群として見た動物群』 青空文庫
奥州六県、六百三十万の民はかくして先人の開発せし特徴ある産業をおろそかにせず、益々これが発達の途を講じ、渡り鳥は永遠にさまよへども、素朴なる東北の民は最早や動かず、米を作つて林檎を売り、鬱蒼たる美林につづく緑の大平原には毛並輝く見事な若駒を走らせ、出漁の船は躍る銀鱗を満載して港にはひるのである。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
出漁のために、川崎船をウインチから降していた漁夫達は、その二人を何も云えず、見送っていた。
— 小林多喜二 『蟹工船』 青空文庫
あの大将、なかなかの剛腹者だからな……それで、いったい釧路丸は、どっちの方面へ出漁ているって云ったんかね?
— 大阪圭吉 『動かぬ鯨群』 青空文庫
三日ほど前から出漁中で、まだ帰っていないってんだよ。
— 大阪圭吉 『動かぬ鯨群』 青空文庫
いいかい、つまり事件のあった昨日の前々日から、向うの根拠地を出漁したと云うんだぜ。
— 大阪圭吉 『動かぬ鯨群』 青空文庫
出漁したんだから広い海へ出たんだ。
— 大阪圭吉 『動かぬ鯨群』 青空文庫
作例 · 標準
大漁旗を掲げた漁船が、夜明けと共に沖へ出漁していった。
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天候が回復したため、数日ぶりに全船が出漁できることになった。
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サンマ漁のシーズンが始まり、港は出漁の準備で活気づいている。
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