手をかける
てをかける
表現動詞-一段
標準
to lay hands on
文例 · 用例
両足を拡げ、反射鏡に手をかけると、今度こそ本調子に赤坊の口中を睨み込んだ。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
そして、私の頭に手をかけるだろう。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
湊も苦笑しながら相手の客に一礼して自分の席に向き直り、重たい湯呑み茶碗に手をかける。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
が、すすり泣きはじめた奧さんの肩に手をかけると、また心をとり直しながら、力|強く、慰めるやうにその耳元にささやいた。
— 南部修太郎 『夢』 青空文庫
」「天……井へ、」「下に蚊帳が釣ってありますから、私も存じながら、寝ていたのを慌てて起上って、蚊帳越にふらふら釣り下った、行燈の台を押えようと、うっかり手をかけると、誰か取って引上げるように鴨居を越して天井裏へするりと入ると、裏へちゃんと乗っかりました。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
」 市郎は重ねて呼びながら、犬の頸に手をかけると、お葉は傍へ寄って来て、低声で少しく怨恨を含んだように、「あなた、あの時限り被入って下さらないのね。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
そうしてイキナリ眼の前の桜の蒔絵の鼓に手をかけると、ハッと驚いて唇をふるわしている未亡人を尻目にかけた。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
頬も眼も窪ませた復一は、力も尽き果てたと思うとき、くったりして窓際へ行き、そこに並べてある硝子鉢の一つの覆いに手をかける。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
作例 · 標準
彼は怒りに任せて、思わず彼女に手をかけてしまった。
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その犯人は、逃げようとした被害者に乱暴に手をかけた。
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子供に手をかけるなんて、許されることではない。
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標準
to care for
作例 · 標準
丁寧に手をかけた野菜は、やはり味が格別だ。
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この盆栽は、父が長年愛情を込めて手をかけてきたものだ。
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彼女は、まるで自分の子供のように小さな花壇に手をかけている。
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標準
to make off with
作例 · 標準
夜中に忍び込み、彼は金庫に手をかけて貴重品を持ち去った。
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泥棒は、店主が目を離した隙にレジに手をかけて現金を盗んだ。
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彼らは、美術館の警備が手薄なのを良いことに、高価な絵画に手をかけた。
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