起算点
きさんてん
名詞
標準
文例 · 用例
地理学者が東西を論ずる時、何処を起算点となすか、決して未だ一定してはいない。
— 新渡戸稲造 『東西相触れて』 青空文庫
ただ普通には倫敦の近郊グリーニッチを以て起算点とするが、それはこの村に天然に起算点とすべき物が備わっているためでもなく、天啓によりてこれを定めたわけでもない。
— 新渡戸稲造 『東西相触れて』 青空文庫
独逸人も寧ろ伯林を以て起算点としたいと論じ、米国人はワシントンその他何れにても相当に完備した自国の天文台の所在地を以てこれに当てんとしている。
— 新渡戸稲造 『東西相触れて』 青空文庫
しかしてその時の起算点はアゾーレス群島の近傍であった。
— 新渡戸稲造 『東西相触れて』 青空文庫
起算点を醍醐天皇に置くと、平城天皇の時世となつて、其御代始めの大同元年まで、かつきり百年になる。
— 折口信夫 『万葉集のなり立ち』 青空文庫
処が、此文章の解釈がいろ/\で、まづ正直に、百年余といふ伝へを守り、起算点を一代前に据ゑて、桓武説を提出してゐるのは、袋冊子である。
— 折口信夫 『万葉集のなり立ち』 青空文庫