起き出る
おきでる
動詞
標準
文例 · 用例
それで、仕方なく引き上げたが、あくる朝起き出ると、すぐに四条大宮へ行って官邸の西の門あたりを調べて見た。
— 菊池寛 『女強盗』 青空文庫
それで友人の起き出るまでに一つの雑誌へ出す分をば辛うじて清書し終えたが、一方分だけは残ってしまった。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
水車小屋の主が起き出る時刻と云へば毎朝々々明の明星が空に輝いてゐる頃ですから、未だ漸く東の空が明るんだばかりの早朝で、見渡す限り露を含んだ青草がきらきらとしてゐるだけで、人の姿も見あたりません。
— 牧野信一 『女優』 青空文庫
と見えたのは、源三郎、早くも起き出ると同時に、そのあけられたふすまの側の壁に、ピタリ背をはりつけているので。
— こけ猿の巻 『丹下左膳』 青空文庫
帆村荘六は早く起き出ると、どうした気紛れか、洋服箪笥からニッカーと鳥打帽子とを取り出して、ゴルフでもやりそうな扮装になった。
— 海野十三 『赤外線男』 青空文庫
隣室の襖ががらりと開く(道夫起き出る)道夫 お父さんもお母さんも、やかましくって、僕ねむくなくなっちゃった。
— 海野十三 『新学期行進曲』 青空文庫
翌朝私は起き出るや否や、昨夜|見聞した一切のことを小屋の主人に語りました。
— スタンレー探検日記 『沙漠の歌』 青空文庫
翌日彼が起き出ると、直ちに入浴させられ、署長の好意で待ち構えていた床屋に、蓬々と延びた髪をすっかり刈らせる事が出来た。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫