し給え
したまえ
表現
標準
please do (something)
文例 · 用例
持って来たのなら、早く出し給え」と云った。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
「出し給え」「早く出せ」その言葉の意味は空虚で、柚木の腕から太い戦慄が伝って来た。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
」「君自身が、たまにあたらんように用心し給え!
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
そういう俗悪な精神になるのは止し給え。
— 梶井基次郎 『海 断片』 青空文庫
私は、地下道へ降りて何も見ずに、ただ真直に歩いて、そうして地下道の出口近くなって、焼鳥屋の前で、四人の少年が煙草を吸っているのを見掛け、ひどく嫌な気がして近寄り、「煙草は、よし給え。
— 太宰治 『美男子と煙草』 青空文庫
私は意を決して、友人の頬をなるべく痛くないように、そうしてなるべく大きい音がするように、ぴしゃん、ぴしゃんと二つ殴って、「君、しっかりし給え。
— 太宰治 『服装に就いて』 青空文庫
み休徴を地上にあらわし給え…………」 けれども神様は、何のお示しも、なさいませんでした。
— 夢野久作 『瓶詰地獄』 青空文庫
まア静かに聞き給え、僕の問うたのは……」「最も活動する自然力を支配する人間は最も冷静だから安心し給え。
— 国木田独歩 『恋を恋する人』 青空文庫
作例 · 標準
「もっと丁寧にやるし給え!」と、師匠は弟子に厳しく叱った。
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「この作業を急ぎで済ませ給え。」と、上司は部下に指示を出した。
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「どうか、これ以上心配をかけ給え。」と、彼は母親に懇願した。
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