勇猛心
ゆうもうしん
名詞
標準
intrepid spirit
文例 · 用例
けれども天の与えた性質からいうと、彼は率直で、単純で、そしてどこかに圧ゆべからざる勇猛心を持っていた。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
勇猛心というよりか、敢為の気象といったほうがよかろう。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
悠久無限を想わせるようなものに面すると、私たちの欲望、怒り、知識経験の如何に小さく、つまらないものであるかを嘆じ、慎ましくなるか、あるいは、朗らかになって一大勇猛心の湧くものです。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
無私とか、慈悲とか、誠意とか、勇猛心とかいうことは、限りもなく、上に上があるもので、これで行き止まりというところはありません。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
僕が之れまで、自分の目的に趺蹉に趺蹉を來し、幾度びか斷然吾が志を抛たんと欲して、抛ち得ざるものは、親父の決心を思ふと、僕は飽くまで此の目的を貫徹せなければ生きてはゐられないと、奮然として勇猛心を起すが常だ。
— 三島霜川 『自傳』 青空文庫
時宗大勇猛心を以て、蒙古の使者を斬ること再度、承久以来阻隔してゐた朝幕の間も融和し、君臣一如、上、亀山上皇は、御身を以て国難に代らんと、皇大神宮に祈請を凝らし給ひ、下、鎌倉の将士は驀進して敵艦を襲つて、顧ることをしなかつた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
豊穣な濃尾の地利に培はれ、人文に育まれた英雄児信長は、遮るものあらば性来の勇猛心で撃砕した。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
かくては所詮、我|業の進まむこと覚束なしと、旅店の二階に籠もりて、長椅子の覆革に穴あけむとせし頃もありしが、一朝大勇猛心を奮ひおこして、わがあらむ限の力をこめて、この花売の娘の姿を無窮に伝へむと思ひたちぬ。
— 森鴎外 『うたかたの記』 青空文庫
作例 · 標準
彼の勇猛心は、周囲の人々に大きな影響を与えた。
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どんな逆境にあっても、勇猛心を失わないことが大切だ。
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新しい挑戦には勇猛心が必要不可欠だ。
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