心識
しんしき
名詞
標準
文例 · 用例
飛行機の孩子の如き木鳶を墨子の造つた傳説も有り、雲梯等の攻城器械を無功ならしむる各般の實際設備と、攻城に對する防禦施爲とを墨子が説いてゐるところを觀ると、墨子の學は心識的のみで無くて手腕的の方面も伴なつてゐたもので、その實際施設の方面には口授親接によつて傳へられたものも多かつたらう。
— 幸田露伴 『墨子』 青空文庫
かくのごとき等の種々の因縁をもって後世あることを知る」と)十二因縁論云、如是臨命終時、心識為因、是故得生後身心識、而彼心識、不可説一、亦不離彼、亦不即彼、云云。
— 井上円了 『通俗講義 霊魂不滅論』 青空文庫
(大蔵一覧集)(『十二因縁論』にいわく、「かくのごとくして、命終わるのときに臨んで、心識を因となす。
— 井上円了 『通俗講義 霊魂不滅論』 青空文庫
このゆえに後身心識を生ずるを得。
— 井上円了 『通俗講義 霊魂不滅論』 青空文庫
かの心識は一と説くべからず、またかれを離れず、またかれに即せず、云云」と)倶舎論曰、由眼等根有転変故、諸識転異、随根増損識明昧故、云云。
— 井上円了 『通俗講義 霊魂不滅論』 青空文庫
形質なきものは、微といえどもかぎりなく、しかしてまた伝わる)これまた、心識の本性の不滅なることを推究すべし。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
余の者は皆、「仏性は眼見耳聞心識等にあらず」と考えている。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫