君寵
くんちょう
名詞
標準
the favor of one's ruler (favour)
文例 · 用例
君寵を恃んで無礼を働くにも程があるぞ。
— 中島敦 『盈虚』 青空文庫
君寵を恃んで無禮を働くにも程があるぞ。
— 中島敦 『盈虚』 青空文庫
しかし、その次の瞬間には、氷塊の流れているネバの河水が、この露国宮廷と、上流社会とを腐敗させ、君寵を頼んで、政治外交にさえ口を入れ、ロマノフ皇朝を没落させた、稀世の妖僧の死骸を呑んだ。
— 国枝史郎 『世界の裏』 青空文庫
時に同僚水野忠成君寵を得、権威を振ひ、専ら事を用ゐ、請託公行す。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
昔から後宮の人というものは皆そうしたものになっているのですからね、ただ今では御位をお去りになって無事閑散な御境遇でも、後宮にだけは平和の来ることはないのですから、第三者が見れば君寵に変わりはないと見えることもその人自身にとっては些細な差が生じるだけでも恨めしくなるものらしいですよ。
— 竹河 『源氏物語』 青空文庫
正に是れ光格天皇御即位の年、江戸の将軍徳川家治の在職十九年、田沼|意次父子君寵を恃んで威権|赫灼たる時となす。
— 山路愛山 『頼襄を論ず』 青空文庫
」「むかしから頼みにならない事を、君寵頼み難し。
— 永井荷風 『つゆのあとさき』 青空文庫
ウェストカントリイの代官の息子だったが、君寵によって数年の間に富と権力を併せ持つ出世ぶりだった。
— ELIZABETH AND ESSEX 『エリザベスとエセックス』 青空文庫
作例 · 標準
将軍の君寵を得ることは、家臣にとって最大の栄誉だった。
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彼は長年の忠誠により、ついに君寵を勝ち取った。
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