川烏
かわがらす
名詞
標準
文例 · 用例
そのアーチ形の風景のなかを弾丸のように川烏が飛び抜けた。
— 梶井基次郎 『温泉』 青空文庫
村の人達の湯にはまた溪ぎわへ出る拱門型に刳った出口がその厚い壁の横側にあいていて、湯に漬って眺めていると、そのアーチ型の空間を眼の高さにたかまって白い瀬のたぎりが見え、溪ぎわから差し出ている楓の枝が見え、ときには弾丸のように擦過して行く川烏の姿が見えた。
— 梶井基次郎 『温泉』 青空文庫
翡翠は光のやうに飛去り、川烏は電報配達夫のやうな一直線。
— 梶井基次郎 『闇への書』 青空文庫