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跡を絶つ

あとをたつ
表現Godan verb with 'tsu' ending
1
標準
to wipe out
文例 · 用例
『文学なぞは早晩地上から跡を絶つに決つてゐるもので、今猶文学なぞに執心してゐる奴は愚物に限る』なぞ。
中原中也 非文学的文士 青空文庫
近代では洋服が普及されたが、固有な和服が跡を絶つ日はちょっと考えられない。
寺田寅彦 日本人の自然観 青空文庫
こうは言うもののまたよくよく考えて見ていると災難の原因を徹底的に調べてその真相を明らかにして、それを一般に知らせさえすれば、それでその災難はこの世に跡を絶つというような考えは、ほんとうの世の中を知らない人間の机上の空想に過ぎないではないかという疑いも起こって来るのである。
寺田寅彦 災難雑考 青空文庫
世間もし涙を神聖に守るの技に長けたる人を挙げて主宰とすることあらば、甚く悲しきことは跡を絶つに幾からんか。
北村透谷 山庵雑記 青空文庫
逍遙は教育と倫理に没頭して了ふといふ風で、文壇には元老が全く跡を絶つたといふ状景であつた。
田山録弥 明治文学の概観 青空文庫
さうして支那に於ては六朝より唐にかけて學問は貴族の學問であつたが、支那の氏族制度と云ふものは遠く既に三代以後其の跡を絶つて仕舞つたから、六朝より唐へかけての貴族は、三代の如く官氏としての家業を有するものでは無く、只地方の豪族たるに止つた。
内藤湖南 平安朝時代の漢文學 青空文庫
この時に至って印刷術というものが学問の婢僕として働くようになり、また実験的の仕事を軽侮するような有識者の考え方も跡を絶つようになった。
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 宇宙の始まり 青空文庫
私はかつて、需要は本で生産は末であるから、われわれがもし需要さえ中止したならば、ぜいたく品の生産はこれに伴うて自然に中止せられ、その結果必然的に生活必要品の供給は豊かになり、貧乏も始めて世の中から跡を絶つに至るであろうと述べた。
河上肇 貧乏物語 青空文庫
作例 · 標準
巧妙な手口で、犯人は捜査網から跡を絶ち、未だ逮捕に至っていない。
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ワクチンの普及により、かつて猛威を振るった感染症は、ようやくこの地域から跡を絶った。
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気候変動の影響で生息地を失い、その固有種は静かに地球上から跡を絶ってしまった。
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後継者不足と時代の変化により、数百年の歴史を持つ伝統工芸はひっそりと跡を絶つことになった。
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跡を絶つ(あとをたつ) — 幻辞.com