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高鳴り

たかなり
名詞
1
標準
ringing
文例 · 用例
山崎は、あまり話が上わずッていたと、また後悔しながら、心臓に押しよせる血の高鳴りを聞いた。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
すると、過去何百年来|歌舞伎や講談やの因襲的教条によって確保されて来た立ち回りというものに対する一般観客の内部に自然に進行するところのリズムがまさしくスクリーンの上に躍動するために、それによって観客の心の波は共鳴しつつ高鳴りし、そうして彼らの腕の筋肉は自然に運動を起こして拍手を誘発されるのであろう。
寺田寅彦 映画雑感(1) 青空文庫
日本に来てよかった、と胸が高鳴り、興奮のため坐っていられず、充分に座席があったのに横浜から新橋まで一時間、自分は殆ど立ったままであった。
太宰治 惜別 青空文庫
まことに、日本の国体の実力は、おそるべきものである、という周さんの述懐を聞いて、私の胸は高鳴り、なぜだか涙がだらしないくらいに出て、坐り直して私は周さんに尋ねた。
太宰治 惜別 青空文庫
女の人が引っ込んでいって、低声で何か囁きあっているのが、心臓の高鳴りはじめた木之助の神経を刺戟した。
新美南吉 最後の胡弓弾き 青空文庫
お竹蔵の夜神楽が、真ツ昼間の田舎の空に飛び出して――私はそんな妄想に打たれて、得難い胸の高鳴りを覚えた。
牧野信一 心象風景 青空文庫
どきりと退屈男の胸は高鳴りました。
日光に現れた退屈男 旗本退屈男 第八話 青空文庫
たしかに前夜見たときはなかったはずの腕首に、まっかなばらがきのあとが――さるかねこにでもひっかかれたように、赤いみみずばれの跡がはっきりとついていたものでしたから、突然右門の胸はどきどきと高鳴りました。
血染めの手形 右門捕物帖 青空文庫
作例 · 標準
ステージの袖で出番を待つ間、胸の高鳴りを抑えるために何度も深呼吸をした。
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祭りの太鼓が遠くから聞こえてくると、心の底から高鳴りが湧き上がってくる。
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告白の返事を待つ数秒間、耳元まで届きそうな心臓の高鳴りを感じていた。
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