番太郎
ばんたろう
名詞
標準
watchman
文例 · 用例
番太郎に云い付けて早速お届けはして置きましたが、まだ御検視が下りないので、うっかり手を着けることもできません。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
」 と云ふ、宗桂が歩のあしらひより、番太郎の桂馬の方が、豪さうに見える習で、お組は感心したらしかつた。
— 泉鏡太郎 『片しぐれ』 青空文庫
宗桂が歩のあしらひより、番太郎の桂馬の方が、豪さうに見える習であるから、お君は感心したらしかつた。
— 泉鏡太郎 『二た面』 青空文庫
二 ここに、杢若がその怪しげなる蜘蛛の巣を拡げている、この鳥居の向うの隅、以前|医師の邸の裏門のあった処に、むかし番太郎と言って、町内の走り使人、斎、非時の振廻り、香奠がえしの配歩行き、秋の夜番、冬は雪|掻の手伝いなどした親仁が住んだ……半ば立腐りの長屋建て、掘立小屋という体なのが一棟ある。
— 泉鏡花 『茸の舞姫』 青空文庫
三 海、また湖へ、信心の投網を颯と打って、水に光るもの、輝くものの、仏像、名剣を得たと言っても、売れない前には、その日一日の日当がどうなった、米は両につき三升、というのだから、かくのごとき杢若が番太郎小屋にただぼうとして活きているだけでは、世の中が納まらぬ。
— 泉鏡花 『茸の舞姫』 青空文庫
余りの事に、これは親さえ組留められず、あれあれと追う間に、番太郎へ飛込んだ。
— 泉鏡花 『茸の舞姫』 青空文庫
そこに居あわせた番太郎も小さくなって俯向いた。
— お照の父 『半七捕物帳』 青空文庫
河童もそこに繋がれていると、俄かに大夕立が降り出したので、番太郎はあわてて自分の家へ帰った。
— お照の父 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
村の番太郎は、毎晩提灯を下げて見回りを行っていた。
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子供たちは、お人好しの番太郎に懐いてよく話しかけていた。
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番太郎の笛の音が聞こえると、人々は安心して眠りについた。
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