防長
ぼうちょう
名詞
標準
文例 · 用例
周防長門にもいるそうですし、石州あたりにもいるそうです。
— 太宰治 『黄村先生言行録』 青空文庫
ほつかり眼ざめて山ほとゝぎす・ほとゝぎすしきりに啼くやほとゝぎす・あかつきの火の燃えさかる □・ふたゝび渡る関門は雨・ぬれてうつくしいバナナをねぎるな □・シケの石風呂へはいりこむ石風呂は防長特有のものではあるまいか、その野人趣味を興ふかく思ふ。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
先日来配達中止だつた新聞をまた配達して来てゐる、昨日は防長社の主人が来て、代金未払の歳事記を何とか彼とか口実をいつて取り戻していつた。
— 仙崎 『行乞記』 青空文庫
山路を経るに周防長門国界の碑あり。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
此中秋(承候処周防長門清光)松永四里之処にては余り之違に御座候。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
周防長門も晴であつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
その時、半蔵は言葉を継いで、「いくら防長の連中だって、この国の分裂を賭してまでイギリスに頼ろうとは言いますまい。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
おまけに相手は防長征討軍の苦い経験をなめ、いったん討死の覚悟までした討幕の急先鋒だ。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫