幻辞.com

追蹤

ついしょう
名詞動詞-サ変
1
標準
chase
文例 · 用例
思ふに、ああした魔力ある彼の言葉は、彼の不思議な天賦の性情から、自然と湧き出づる人格のリズムであつて、断じて彼以外の者の追蹤を許さない秘密であらう。
愛の詩集の終りに 愛の詩集 青空文庫
それにかかわらず、わが国の映画界や多数の映画研究者・映画批評家はいたずらに西洋人の後塵を追蹤するに忙しくて、われわれの足元に数百年来ころがっているこのきわめて優秀なモンタージュ映画の立派なシナリオの存在には気づかないように見える。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
を書き並べて、書物をきたなくするのが自慢であるかのような新習俗に追蹤してずいぶん勉強して多くの書物を汚損したことであった。
寺田寅彦 柿の種 青空文庫
一人の事蹟を叙して其死に至つて足れりとせず、其人の裔孫のいかになりゆくかを追蹤して現今に及ぶことが即ち是である。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
と、同時に、狂おしい昂奮が、この中年武士の追蹤の足を早めさせた。
三上於菟吉 雪之丞変化 青空文庫
この頃にこのような風が吹くのは、最早冬が僅に残る赤城山頂の雪を殿りとして、生れ故郷の遠い北のはてへ退却するに際し、南方からの敵の追蹤を暫し阻止する為に、大返しに返した最後の一戦とも云う可きもので、間もなく裾野の村々には燕が訪れて営巣に忙しい姿が見られるであろう。
木暮理太郎 山と村 青空文庫
これ実に彼が福音なり、而して入江はその母の養うなきを見て、棄て去るに忍びず、その弟野村和作をして代り走らしめ、而して野村もまた藩政府の追蹤する所となり、獄に投ぜられたり。
徳富蘇峰 吉田松陰 青空文庫
私が此地方に始めて足を蹈入れたのは、渡辺氏の一行に追蹤して尾瀬に出た時であるが、今にして其当時を回想するも何一つ記憶に存しているものが無い。
木暮理太郎 利根川水源地の山々 青空文庫
作例 · 標準
警察は容疑者の車を追蹤し、郊外で逮捕に至った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
密林の中で獲物を追蹤するハンターの目は、鋭く光っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
歴史家は古い文献を辿り、失われた文明の痕跡を追蹤している。
幻辭AI · gemini-2.5-flash