雨域
ういき
名詞
標準
rainy area
文例 · 用例
第一の頂点では常盤と侍女と二人が丸裸にされて泣き騒ぎ、その上に無残に刺殺され、侍女の死骸は縁側から下へころがされるといういきさつが数コマに亘って描かれてあるらしい。
— 寺田寅彦 『山中常盤双紙』 青空文庫
」象は細ういきれいな声で、しくしくしくしく泣き出した。
— 宮沢賢治 『オツベルと象』 青空文庫
「あら大きな波が来てよ」 と沖の方を見ていた妹が少し怖そうな声でこういきなりいいましたので、私たちも思わずその方を見ると、妹の言葉通りに、これまでのとはかけはなれて大きな波が、両手をひろげるような恰好で押寄せて来るのでした。
— 有島武郎 『溺れかけた兄妹』 青空文庫
そこでとうとういきなり叫びました。
— 宮沢賢治 『風野又三郎』 青空文庫
『どうでも弾きこなす』といういきごみらしいが、いつまでひいていても、ものにはならないのですよ。
— SKYGGEN 『影』 青空文庫
ふうふういきをするたびに、鼻さきのわらくずが動きます。
— 新美南吉 『正坊とクロ』 青空文庫
私がこれから物語ろうと思ういきさつの男女も、このような微笑の初夜を得るように、私は衷心から祈っている。
— 燭をともして昼を継がむ。 『花燭』 青空文庫
男乞食がこういきり立つ傍で女乞食はどうしているのかと見ますと、たゞ普通に無表情で、牡鶏に護られるのが当然として蹴合いの傍でも余念なく餌を啄んでいる牝鶏のような澄ました態度を見せております。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
例句