夫婦共稼ぎ
ふうふともかせぎ
名詞
標準
husband and wife both working (for a living)
文例 · 用例
母は夫と共に日露戦役後の世間の好景気につれ、東京の下町で夫婦共稼ぎの一旗上げるつもりで上京して来た。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
おきんの亭主はかつて北浜で羽振りが良くおきんを落籍して死んだ女房の後釜に据えた途端に没落したが、おきんは現在のヤトナ周旋屋、亭主は恥をしのんで北浜の取引所へ書記に雇われて、いわば夫婦共稼ぎで、亭主の没落はおきんのせいだなどと人に後指ささせぬ今の暮しだと、引合いに出したりした。
— 織田作之助 『夫婦善哉』 青空文庫
冬村君を久しぶりに工場に訪ねる、夫婦共稼ぎの光景である、彼等は父母と仲違ひして別居してゐる、こゝにも人生悲劇の場面が展開されてゐるのである。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
(米も麦もないから、)お寺の前庭に休閑地活用の畑が出来た、夫婦共稼ぎ風景!
— 種田山頭火 『一草庵日記』 青空文庫
第二の娶時賤後貴と云ひますと、結婚當時は貧困であつたのを夫婦共稼ぎして、後に出世した時に、其妻を出すと云ふことは、遠慮しなければならぬ。
— 桑原隲藏 『支那の古代法律』 青空文庫
その妻は会津人で函館の師範学校を卒業しているから、夫婦共稼ぎで学校を受持っている。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
しかし現状では夫婦共稼ぎもやむを得ない。
— ――生命の法に随う―― 『愛の問題(夫婦愛)』 青空文庫
けれども夫婦共稼ぎとか、愛人をサービスにだすとか、お客は酔へば見境ひなく女を口説く性質のもので、家庭とビヂネスの境界線が不明となり、まことによろしくないものだ。
— 坂口安吾 『金銭無情』 青空文庫
作例 · 標準
夫婦共稼ぎで、二人で力を合わせて住宅ローンを返済している。
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最近では、子育てをしながら夫婦共稼ぎの家庭が増えている。
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夫婦共稼ぎの生活は大変だが、お互いに協力し合うことで乗り越えている。
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