法理論
ほうりろん
名詞
標準
文例 · 用例
進歩した刑法理論や刑事政策に通暁した裁判官である。
— 平出修 『公判』 青空文庫
何となれば彼らは、事実の上に論拠を置くことをなさず、西洋十八世紀末の法理論を祖述し多く哲学理想を含蓄したればなり。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
しかし父はむつかしい法理論や、込み入った権利義務の話はあまりしませんでした。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
八 法理論 法理について一言すれば、法理はやはり哲学的に根本原理によって解釈さるべきもので、単に経験的に、帰納的に解釈をしても、満足な解釈の得らるべき性質のものではない。
— 結論――自分の立場 『明治哲学界の回顧』 青空文庫
この点に就いて充分の納得が行かない限り、リッケルトやディルタイの方法理論のかの弱点に就いての吾々の説明も、決して充分だとは云えない。
— 戸坂潤 『科学論』 青空文庫
吾々は元来、自然科学と社会科学との両者に就いて、それに共通のそして夫々に於て相異った事情の下に用いられる処の、一般的方法の諸契機を分析しようとするのだが、それに先立って、社会科学だけに関する方法理論を予め見渡しておかねばならぬ*。
— 戸坂潤 『科学論』 青空文庫
――相対性理論は全く弁証法理論である。
— 戸坂潤 『現代哲学講話』 青空文庫
四十七士を賞揚する立場において、もつとも強硬であつたのは室鳩巣であるが、これに對立して法理論を展開し、浪士の斷罪を主張したものは荻生徂徠、太宰春臺、等々の諸學者である。
— ――忠臣藏は何故流行するか―― 『生きている忠臣藏』 青空文庫