窓枠
まどわく
名詞
標準
window frame
文例 · 用例
そこで私は立って窓枠にのせてあった草花の鉢をもって片隅に始めから黙って坐っていた半白の老寡婦の前に進み、うやうやしくそれを捧げる真似をしたら皆が喜んでブラボーを叫んだり手と拍いたりした。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
物理教室の窓枠の一つに飛火が付いて燃えかけたのを秋山、小沢両理学士が消していた。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
函館の連絡船待合所に憐れな妙齢の狂女が居て、はじめはボーイに白葡萄酒を命じたりしていたが、だんだんに暴れ出して窓枠の盆栽の蘭の葉を引っぱったりして附添いの親爺を困らせた。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
お前の窓枠の中では、人は直立不動になつて何かを待つたり、物思ひにふけつたりする。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『窓』 青空文庫
武石は窓枠に手をかけて、よじ上り、中をのぞきこんだ。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
彼女は今迄一度だって隣の邸でそんな唄声のしたのを聞いた事がなかったので、窓枠の外に顔をさしのべて耳を欹てた。
— 渡辺温 『赤い煙突』 青空文庫
明日の祭の用意に新吉も人並に表通りの窓枠へ支那提灯を釣り下げたり、飾紐で綾を取ったりしていると、下の鋪石からベッシェール夫人が呼んだ。
— 岡本かの子 『巴里祭』 青空文庫
それから飛びつくように上半身を撓めて乗り出すと、片手を窓枠にしっかと、片手を思いきり下向に伸ばし伸ばし、うるさく垂れさがる亜麻色の髪毛をまた、幾度か振り立てて笑った。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
作例 · 標準
窓枠にペンキを塗り直して、部屋の印象が変わった。
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古い窓枠の隙間から、冷たい風が吹き込んでくる。
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彼は窓枠に鳥の巣があるのを見つけた。
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