桃園
ももぞの
名詞
標準
peach orchard
文例 · 用例
いつか四谷の堂の扉をのぞいて、眞暗な中に閻王の眼の輝くとともに、本所の足洗屋敷を思はせる、天井から奪衣の大婆の組違へた脚と、眞俯向けに睨んだ逆白髮に恐怖をなした、陰慘たる修羅の孤屋に比べると、こゝは却つて、唐土桃園の風が吹く。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
ここで主人の云ったのは、それは浮島禅師、また桃園居士などと呼ばれる、三島沼津を掛けた高持の隠居で。
— 泉鏡花 『半島一奇抄』 青空文庫
其処には桃園があって、青葉の葉陰に小さな実の見えるその樹の一株に青い紐を懸けて縊死している者があった。
— 田中貢太郎 『竇氏』 青空文庫
後園の桃園では女の死体をおろした岳父が狂気のようになって、婢のはこんできた薬湯を口や鼻から注ぎ込んでいた。
— 田中貢太郎 『竇氏』 青空文庫
九月になって旧邸の桃園の宮へお移りになったのを聞いて、そこには御|叔母の女五の宮が同居しておいでになったから、そのお見舞いに託して源氏は訪問して行った。
— 朝顔 『源氏物語』 青空文庫
桃園のお邸は北側にある普通の人の出入りする門をはいるのは自重の足りないことに見られると思って、西の大門から人をやって案内を申し入れた。
— 朝顔 『源氏物語』 青空文庫
小一條左大将済時卿は四月二十三日、六條左大臣、粟田右大臣、桃園中納言保光卿は、三人とも五月八日一度に死んだ。
— 宮本百合子 『余録(一九二四年より)』 青空文庫
学校は、桃園尋常小学校と云って、内安堂寺町の高地と、空堀筋の高地との間に挟まれている窪地にあったが、この辺一帯を「のばく」と称して、貧民窟であった。
— 直木三十五 『死までを語る』 青空文庫
作例 · 標準
「三国志の『桃園の誓い』を再現したドラマのシーンに感動した。」
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「春になると、この桃園はピンク色の花で埋め尽くされる。」
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「桃園を散策しながら、甘い花の香りに包まれて癒やされた。」
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ウィキペディア曖昧さ回避
桃園(とうえん、ももぞの) モモの畑。
地名
- 桃園町 (曖昧さ回避)
- 桃園村 (曖昧さ回避)
- 桃園 (土浦市) — 茨城県土浦市の地名。
- 桃園 (福井市) — 福井県福井市の地名。
- 桃園 (南アルプス市) — 山梨県南アルプス市の地名。
- 桃園 (裾野市) — 静岡県裾野市の地名。
- 桃園 (池田市) — 大阪府池田市の地名。
- 桃園 (北九州市) — 福岡県北九州市八幡東区の地名。
- 桃園団地 — 大分県大分市の地名。
- 桃園川 — 東京都中野区および杉並区を流れる河川。
関連項目
出典: 桃園 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0