粗忽者
そこつもの
名詞
標準
careless person
文例 · 用例
全く手前どもの粗相から、お数寄屋には他のお軸を掛けましたような次第で……」 愚しい粗忽者をいくら叱ったところで、さしあたっての間違をどうすることも出来ないのを知っている頼宣は、長くは二人を相手にしていなかった。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
そちは名代の粗忽者ぢや、手落のないやうに気をつけい。
— 岡本綺堂 『番町皿屋敷』 青空文庫
」 すると、この小説家は小娘のやうに顔を紅らめながら、「や、飛んでもないこつちや、俺は何だつてこんなに粗忽者なんだらう。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
ああ、この剽軽な粗忽者をそんなにも貴方は憎いと云うのですか……私は井戸端に立って蒼い雲を見ていた。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
――筆者――粗忽者の涙 五月×日 世界は星と人とより成る。
— 林芙美子 『放浪記(初出)』 青空文庫
あ、この瓢軽な粗忽者を、そんなにも貴方は憎いと云うのか……私はしょんぼり井戸端に立って、蒼い雲を見た。
— 林芙美子 『放浪記(初出)』 青空文庫
甘きぞと云はば、粗忽者、蜜、砂糖の類と思はん。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
蔭口に、男に似ると云はるるはよし、唯だ恐る、かの粗忽者こそ世に多けれ。
— 與謝野晶子 『晶子詩篇全集』 青空文庫
作例 · 標準
まあ、僕が粗忽者だからこんなことになったんだよ。
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彼は生まれつきの粗忽者で、いつも何かをなくしている。
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粗忽者だからこそ、細心の注意を払うように心がけている。
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