雪割草
ゆきわりそう
名詞
標準
文例 · 用例
私は、出発の朝――それが六つの三月でしたけれども、二人には雪割草の花束を贈り、また二人からは、頭をなでられたのを、記憶しております。
— 小栗虫太郎 『紅毛傾城』 青空文庫
どっかから、お歳暮に福寿草と、雪割草の盆景をもって来た。
— 宮本百合子 『午後』 青空文庫
生れて始めて雪割草を見た。
— 宮本百合子 『午後』 青空文庫
ふと、思いがけない南の方から、何か風がわたって来ます、ああでもそれは風とも云えないほどの大気のうごきです、が、そのそよめきは、雪の下の雪割草に、不思議な歓喜を覚えさせました。
— 一九四三年(昭和十八年) 『獄中への手紙』 青空文庫
雪割草は今世界が創ったというように自分のめざめを感じ、期待にみちて、又その風が雪のおもてを過ぎるのを待ちます。
— 一九四三年(昭和十八年) 『獄中への手紙』 青空文庫
この冬のさなかに、それは何の風でしょう、雪割草がこんなに瑞々しく蕾をふくらませ、薄紅い柔らかな萼をうるませ、今こそ花咲かんという風情にうるむのは、その風がどこから吹くのでしょう。
— 一九四三年(昭和十八年) 『獄中への手紙』 青空文庫
その氷の花は、青く燦めきます、雪割草は白い、花弁の円みをおびた花です。
— 一九四三年(昭和十八年) 『獄中への手紙』 青空文庫
又別の日風が、雪の上をわたり、雪割草が目ざめました。
— 一九四三年(昭和十八年) 『獄中への手紙』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
雪割草(ゆきわりそう)
題名
- 雪割草 (1939年の映画) — 松井稔監督の日本映画。
- 雪割草 (1951年の映画) — 田坂具隆監督の日本映画。
- 雪割草 (小説) — 横溝正史の長編家庭小説。
その他
- 雪割草 (企業) — 日本の漫画専門出版社(法人番号:8011001158141)。紙原稿での漫画制作、紙の本での漫画出版に特化。
関連項目
- 雪割りの花 — PlayStation用アドベンチャーゲーム。上記のミスミソウから
出典: 雪割草 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0