吏人
りじん
名詞
標準
officials
文例 · 用例
吏人は見ず中朝の礼、麋鹿 時々 県衙に到る。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
「奉行死罪のよしを読聞せし後、畏り候よし恭しく御答申し、平日庁に出る時に介添せる吏人に久しく労をかけ候よしを言葉やさしくのべ」、正午、伝馬町の獄に帰つた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
蓋しその由縁は、下等士族が、やや家産の豊なるを得て、仲間の栄誉を取るべき路はただ小吏たるの一事にして、この吏人たらんには必ず算筆の技芸を要するが故に、恰も毎家教育の風を成し、いかなる貧小士族にてもこの技芸を勉めざる者なし。
— 福沢諭吉 『旧藩情』 青空文庫
たとえば、各地方に令して就学適齢の人員を調査し、就学者の多寡をかぞえ、人口と就学者との割合を比例し、または諸学校の地位・履歴、その資本の出処・保存の方法を具申せしめ、時としては吏人を地方に派出して諸件を監督せしむる等、すべて学校の管理に関する部分の事は、文部省の政権に非ざれば、よくすべからず。
— 福沢諭吉 『学問の独立』 青空文庫
学者が政権によりて学問を人に強いんとし、事務家が学問の味を知らずして漫にこれを支配せんとするは、軍人が海陸軍の庶務をかねて、庶務の吏人が戦陣の事を差図せんとするに異ならず。
— 福沢諭吉 『学問の独立』 青空文庫
位階勲章はただちに帝室より出ずるものにして、政府吏人の毫もあずかり知るべきものに非ず。
— 福沢諭吉 『学問の独立』 青空文庫
はなはだしきは官府|一吏人の進退を見て、学校の栄枯を卜するにいたることあり。
— 福沢諭吉 『学校の説』 青空文庫
至有秀才・吏人・軍兵。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
作例 · 標準
平安時代の地方政治は、都から派遣された国司とその下で働く地元の吏人たちによって運営されていた。
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権力を笠に着た悪徳な吏人が、農民から重い税を不当に取り立てていたという記録が残っている。
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古い書物には、公正な裁きを行った清廉潔白な吏人の逸話がいくつも記されている。
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