押して行く
おしていく
表現動詞-五段-行く
標準
to walk (a bicycle, scooter, etc.)
文例 · 用例
看護婦が手押車に手術器械薬品をのせたのを押して行く。
— 寺田寅彦 『病院風景』 青空文庫
彼の我がままも、彼の一國も、彼の自己を押して行くエゴイズムも、彼は皆自分でよく知りながら、そのくせまた一方では知らないのである。
— 萩原朔太郎 『田端に居た頃』 青空文庫
これと同じ論法で押して行くと結局アインシュタイン自身もまだ徹底的には相対性原理を理解し得ないのかもしれないという事になる。
— 寺田寅彦 『相対性原理側面観』 青空文庫
人間の飽くことなき欲望がこの可能性の外被を外へ外へと押して行くと、この外被は飴のようにどこまでもどこまでも延長して行くのである。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
映画人としてもドイツ人はやはり「あたまが悪く」て、その結果として物事を理屈で押して行く。
— 寺田寅彦 『映画雑感(2)』 青空文庫
一応わかった事をどこまでも執拗にだめを押して行くのがドイツ魂であって、そのおかげで精密科学が発達するのであろう。
— 寺田寅彦 『映画雑感(2)』 青空文庫
あのむす子が、精力的な西洋人の間に入って押して行く体力のほどが気遣われた。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
傘を拡げて大きく肩にかけたのが、伊達に行届いた姿見よがしに、大薩摩で押して行くと、すぼめて、軽く手に提げたのは、しょんぼり濡れたも好いものを、と小唄で澄まして来る。
— 泉鏡花 『妖術』 青空文庫
作例 · 標準
例句