薬嚢
やくのう
名詞
標準
medicine bag
文例 · 用例
恩地孝四郎氏の装幀で、鼠色の薬嚢絨布で、表紙は無地、背の上部に白の鞁を当て、之に金文字を捺しただけであつた。
— 北原白秋 『文庫版『雀の卵』覚書』 青空文庫
「はい」「この薬、いずれから持って来た」「いつもの、お手筥の薬嚢から一錠取って参りました」「書斎の本箱の上のか」「左様でござりまする」「手燭をつけてくれい」 但馬守は、そこから二間ほど先の一室へ這入って行った。
— 吉川英治 『柳生月影抄』 青空文庫
弾薬嚢とメディチのヴィーナスと何の関係がある。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
鎮定軍には、防寨の人員と同数ほどの連隊があり、防寨の弾薬嚢と同数ほどの兵器廠がある。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
彼は平たく四つばいになって、籠を口にくわえ、身をねじまげすべりゆきはい回って、死体から死体へと飛び移り、猿が胡桃の実をむくように、弾薬盒や弾薬嚢を開いて盗んだ。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
「なんじゃ、はやく告げて来ればよいに」 太公は、すぐ薬嚢をとりよせて、自身、煎薬を調じてくれた。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
華陀は、薬嚢を寄せて、中から二つの鉄の環を取り出した。
— 出師の巻 『三国志』 青空文庫
娘、人にものいふごとく月やくのうれひをかたりつゝ粟飯をにぎりてあたへければ、れいのごとくすぐに立さらず、しばしものおもふさましてやがてたちさりけり。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫
作例 · 標準
往診に向かう医師の腰には、使い込まれた革製の薬嚢が下げられていた。
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旅人は懐から小さな薬嚢を取り出し、腹痛に効くという丸薬を差し出した。
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江戸時代の印籠は、薬を入れて持ち歩くための便利な薬嚢としての役割もあった。
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標準
cartridge bag (for holding an artillery charge)
作例 · 標準
砲兵たちは次の射撃に備え、慎重に火薬の入った薬嚢を砲身に装填した。
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火薬庫には、厳重に管理された大型の薬嚢が整然と並べられている。
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戦闘中、火の粉が薬嚢に引火するのを防ぐため、細心の注意が払われた。
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