専之
せんの
名詞
標準
文例 · 用例
清蔵に明和元年五月十二日生れの嫡男|専之助というのがあって、六歳にして詩賦を善くした。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
専之助名は允成字は子礼、定所と号し、おる所の室を容安といった。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
次に後允成になった神童専之助を出す清蔵の家庭が、尋常の家庭でないという推測を顧慮する。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
高梨専之介といふのはどういふ人だらうか。
— 田山録弥 『三月の創作』 青空文庫
一七 喫煙禁止法 煙草の伝来した年代については、諸書に記しているところ互に異同があって、これを明確に知ることは出来ないようであるが、「当代記」の慶長十三年十月の条に、此二三ヶ年以前より、たばこと云もの、南蛮船に来朝して、日本の上下専之、諸病為此平愈と云々。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
この金網工場は、社長矢野専之助のいろいろな事業の僅かな一部に過ぎず、経営万端は殆んど専務水町周造に一任されていました。
— ――近代説話―― 『落雷のあと』 青空文庫
江戸に在住した詩家の吟詠は毅堂が専之を選択し、関西の詩家は伊勢松阪の儒者家里松濤が択んだ。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
晩菘、諱は穆、字は元教、小字は藤助、後に専之丞と称した。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫