高らか
たからか
形容動詞頻度ランク #23942 · 青空 487 例
標準
loud
文例 · 用例
今日は彼岸にや本堂に人|数多集りて和尚の称名の声いつもよりは高らかなるなど寺の内も今日は何となく賑やかなり。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
その頃のわが家を想い出してみると、暗いランプに照らされた煤けた台所で寒竹の皮を剥いている寒そうな母の姿や、茶の間で糸車を廻わしている白髪の祖母の袖無羽織の姿が浮び、そうして井戸端から高らかに響いて来る身に沁むような蟋蟀の声を聞く想いがするのである。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
そして、線の非常に太い、高らかなリズムをもつてゐるやうな表現力が鋭く心に迫つて來るやうな氣がします。
— 南部修太郎 『三作家に就ての感想』 青空文庫
足を舷端にかけ櫓に力加えしとみるや、声高らかに歌いいでぬ。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
」 のんきに、高らかな声を出した。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
鬼げし風の襖子着て、 児ら高らかに歌すれば、遠き讒誣の傷あとも、 緑青いろにひかるなり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
なめげに見高らかに云ひ木流しら、 鳶をかつぎて過ぎ行きにけり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
併しそれも唯机に対って声さえ立てて居れば宜いので、毎日のことゆえ文句も口癖に覚えて悉皆暗誦して仕舞って居るものですから、本は初めの方を二枚か三枚開いたのみで後は少しも眼を書物に注がず、口から出任せに家の人に聞えよがしに声高らかに朗々と読んで居るのです。
— 幸田露伴 『少年時代』 青空文庫
作例 · 標準
勝利を告げるファンファーレが、スタジアムの空に高らかに響き渡った。
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彼女は聴衆を前に、平和への願いを込めた詩を高らかに朗読した。
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朝の森に、小鳥たちのさえずりが高らかにこだましている。
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