病痾
びょうあ
名詞
標準
chronic disease
文例 · 用例
○病痾は、私にとつては一つの天恵だ、これは悲しい事実であるが、合掌して味到さるべきものだ。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
△貪る心(殊に酒に対して)驕る心(殊に自分に対して)が弱くなつた、そして怺へる心(物に対して)堪へ忍ぶ心(自他に対して)が強くなつた、病痾の賚賜である。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
むしろ私としては病痾礼讃、物みな我れによからざるなしである。
— 種田山頭火 『一草庵日記』 青空文庫
三月廿八日 曇后晴、病痾やゝ怠る、宿は同前、滞在。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
三人は日ごとに顔を見合っていて気が附かぬが、困窮と病痾と羇旅との三つの苦艱を嘗め尽して、どれもどれも江戸を立った日の俤はなくなっているのである。
— 森鴎外 『護持院原の敵討』 青空文庫
「中歳抽簪為病痾」の七律とこれに附した八絶とである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
また仏教的の本性|清浄観をただ一気にいっているようで、実は病痾を背景とする実感が強いのであるから、読者はそれを見のがしてはならない。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
愛甥 バイエルン国王 ルウドイヒ二世陛下は、悲しむべき病痾に沈湎せられて皇業を維持されることが不可能となり、憲法第二章第十一条の規定するところに従って、輟朝を乞うのやむなきにいたった。
— 久生十蘭 『泡沫の記』 青空文庫
作例 · 標準
長年の病痾に苦しむ老人が、ようやく安らかな眠りについた。
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彼は病痾の治療のために、遠方の病院へ通っている。
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病痾のせいで、日々の生活に多くの制約があった。
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