金集め
かねあつめ
名詞
標準
文例 · 用例
去年予寄附金集めに三十六年ぶりで上京した時、井林義兵を挙げて馳け付けたが一文もくれなんだ。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
……私達、全く会社の中では切り離されていて仕様がないから、せめてそんなことででも集まれたらどんなにいいでしょう」 柳は考えぶかい黒眼が一層黒く輝くような表情で、「はる子さんのお金集めはいつ頃すむかしら」と独言のように云った。
— 宮本百合子 『舗道』 青空文庫
嬉しいあまりに、大将の演説終って喜捨金集めの帽が廻った時、彼は思わず乏しい財布を倒にして了うた。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
サコネット灯台の友人たち、という名称の非営利団体が組織され、灯台の現役復帰にむけて資金集めの運動がはじまった。
— 片岡義男 『頬よせてホノルル』 青空文庫
塾生志望とはいまどき感ずべき青年だ、こういう青年は純真であり朴訥であり、たぶん親からの仕送りもあるだろうし、かたがた愛国的情熱のもちぬしであって、資金集めの役にも立つことだろう。
— 山本周五郎 『季節のない街』 青空文庫