父性的
ふせいてき
名詞
標準
文例 · 用例
これは、春日の表わす父性的なるものと豊里の表わす母性的なるものの対立なのではないか。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
……じゃがあの折のとおりな気もちで、今もいるのか」「あまり口はきかぬ寧子でござりますが、こうと思いさだめたことは、なかなか変える娘ではございません」「…………」 又右衛門の父性的な取りこし苦労は、ひとりですもうを取って、ひとりで投げすてられたような手もち無沙汰をおぼえた。
— 第二分冊 『新書太閤記』 青空文庫
ところが、メゾン・ヴォーケを見回しても、皆、間違いなくお金に縁のない人達です」 ヴォートランはラスチニャックを父性的な、それでいて意地悪な様子で眺めやった。
— Le Pere Goriot 『ゴリオ爺さん』 青空文庫
しかしこの不幸に襲われた後、父性的感情が、ゴリオにあっては狂気と言われるまでに増大した。
— Le Pere Goriot 『ゴリオ爺さん』 青空文庫