小揺るぎ
こゆるぎ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
slight shaking
文例 · 用例
すべては小揺るぎもせず、自然は黙していた。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
弱い鉄棒を引きぬいて槓杆とし扉をこじあけるか錠前をこわすかするつもりで、彼は鉄棒を一本一本つかんだが、どれも小揺るぎさえしなかった。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
三 瓦口関に構えて一息ついていた張※は、幾度かの敵襲も、堅固な関の救いに小揺るぎもなく、事なくすんだが、さて援軍が来なければ、此処から一歩も動きがとれない。
— 図南の巻 『三国志』 青空文庫
「竹の下道行きなやむ足柄山の峠より、大磯小磯見下ろせば、袖にも浪はこゆるぎの、急ぐともはなけれども……」とある。
— 小酒井不木 『深夜の電話』 青空文庫
ああ、今は眼だけで炎えるじゅくじゅくと腐った肉塊もげ落ちたにんげんの印形コンクリートの床にガックリ転がったままなにかの力で圧しつけられてこゆるぎもしないその蒼ぶくれてぶよつく重いまるみの物体は亀裂した肉のあいだからしろい光りだけを移動させおれのゆく一歩一歩をみつめている。
— 峠三吉 『原爆詩集』 青空文庫
作例 · 標準
地震の直前、地面が小揺るぎするのを感じた。
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風が窓を小揺るぎさせ、静かな夜に音を立てた。
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彼女の心は、彼の優しい言葉に小揺るぎした。
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