澄まし屋
すましや
名詞
標準
a prim person
文例 · 用例
春見たときは真黒な顔をしてゐた少女が、秋には友禅の袂を重さうにした、見ちがへるやうな澄まし屋になつてゐることもある。
— 神西清 『地獄』 青空文庫
田鶴子さんはと見返ると唯さえ澄まし屋さんが殊更凛として他所行きに構えていた。
— 佐々木邦 『ぐうたら道中記』 青空文庫
「去年は草取頃に、婆様にはあ逝かれて、米と桶の銭を島の伯父家に借りさあ行って事うすましやした。
— 宮本百合子 『農村』 青空文庫
テシエは、一座の花形女優ともいうべき頭のいい、古典的香りのする美人で、なかなかすましやさんですが、役者としてもそろそろ油の乗ろうとしている、危げのない芸の持主でした。
— 岸田國士 『あるニュウ・フェイスへの手紙』 青空文庫
少女時代は、すましやさんといはれたくらゐで、彼との婚約の期間も、やつと一と月かそこいらだつたのに、第一の苦労は、彼女に口をきかせることだつた。
— 岸田國士 『ある夫婦の歴史』 青空文庫
水すましやげんごろうが、彼女のスネのまわりを泳ぎまわり、彼女は腰をこごめて浮草などを、手にすくったりして遊んだ。
— 山之口貘 『初恋のやり直し』 青空文庫
――おすましやのお洒落の泣き虫さん。
— 山本周五郎 『山彦乙女』 青空文庫
作例 · 標準
彼女はかなりの澄まし屋で、滅多に大笑いすることはない。
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近所の澄まし屋のおばあさんは、挨拶しても会釈するだけだ。
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澄まし屋を気取っている彼だが、実はとても情に厚い。
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