最勝
さいしょう
名詞
標準
文例 · 用例
弘前城と、最勝院の五重塔とは、国宝に指定せられてゐる。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
人間の道こゝに在り、天神の教こゝに在り、枉ぐべからざる眞理こゝに在り、最勝妙諦こゝに在り、信ぜざるを得ざるものこゝに在り、と確信して居る其の至大至神至眞至聖のものと我と一致して居ると自覺するに於ては、おのづからにして我が氣は張らざるを得ない道理である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
そうした最勝王経、金剛、般若、寿命経などの読まれる頼もしい賀の営みであった。
— 若菜(上) 『源氏物語』 青空文庫
即ち智的生活に人間活動の外囲を限って、それを以て無上最勝の一路となす道学者は災いである。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
最勝閣にまうでて最勝閣にまうでて詠める長歌ならびに反歌風速の三|保の浦廻、貝島のこの高殿は、天なるや不二をふりさけ、清見潟|満干の潮に、朝日さし夕日照りそふ。
— 北原白秋 『篁』 青空文庫
見よ、見よ、如何なるブルが最勝の最大のハーレムの王たり得るかを。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
殊にハーレムの王中の王、その最勝王ブルは三百頭の成牝と交接し、その懐胎するに到るまで続けて抱擁し、その三百頭ことごとくを懐胎せしむる。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
天にうそぶけ、 ハーレムの王中の王、その最勝最大の王たる英雄第一のブル。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫