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畠中

はたけなか
名詞
1
標準
文例 · 用例
僕はしばらく見ないうちに、急に新らしい家の多くなった砂道を通りながら、松の間から遠くに見える畠中の黄色い花を美くしく眺めた。
夏目漱石 彼岸過迄 青空文庫
第四の銅脈先生は世の知る所の畠中観斎に非ざることは論を須たない。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
直に後から行く約束して、丑松は畠中の裏道を辿つた。
島崎藤村 破戒 青空文庫
そして、畠中で、大きな乳房の垂下った懐をさぐらせた。
島崎藤村 千曲川のスケッチ 青空文庫
『思想』(一九三四年)七月号で畠中尚志という人が斎藤※氏のスピノザ全集の訳を根拠として、斎藤氏について例の「学的良心」を疑っているのも亦、そういう場合の一種ではないかと疑われる。
戸坂潤 読書法 青空文庫
そこでは旧いオランダ語のテキストが問題になっているので、私には内容については全く何の意見も持てないが、仮に畠中氏の指摘した斎藤氏の誤訳や悪訳が全部畠中氏のいう通りにしても、斎藤氏が次号の『思想』で与えている返答の方に依然「真理」があると思う。
戸坂潤 読書法 青空文庫
8 篤学者と世間 斎藤※氏と畠中尚志氏なる人とが、『思想』誌上でスピノザ邦訳に関して喧嘩をしている。
戸坂潤 読書法 青空文庫
初めて攻撃の矢を放ったのは畠中氏の方であって、相当痛烈なものだったが、斎藤氏は之に対して、多少問題の核心を避けながら、一種皮肉な口吻で高踏的な答をした。
戸坂潤 読書法 青空文庫