啖呵を切る
たんかをきる異読 タンカをきる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to speak sharply (e.g. during a heated discussion or argument)
文例 · 用例
虎の威を藉りて生煮えの啖呵を切るものではない。
— 京へ上った退屈男 『旗本退屈男 第四話』 青空文庫
いわゆる外道の逆恨みと、もう一つには自棄が手伝って、口から出放題の啖呵を切るのは、こんな奴らにめずらしくない事で、物馴れた岡っ引は平気でせせら笑っていますが、なにを云うにも甚五郎は年が若い、その上に人間がおとなしく出来ているので、そんな事を聴くと余りいい心持はしない。
— 廻り燈籠 『半七捕物帳』 青空文庫
中でも物凄い権幕で啖呵を切ることは、彼の最も得意とする所に属するらしかった。
— 金史良 『光の中に』 青空文庫
小島君も江戸っ児ですから、啖呵を切ることはうまいようです。
— 芥川龍之介 『剛才人と柔才人と』 青空文庫
小藤次は士言葉で、巧妙な啖呵を切る益満に、驚嘆した。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
」 なぞと、気負いな啖呵を切る人達であるが、「何でも、中村菊之丞一座というのは、上方で、遠国すじの田舎まわりをしていた緞帳だったのが、腕一本で大坂を八丁荒しした奴等だということだ。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
」と啖呵を切るのを私は聞いたことがない。
— 岸田國士 『風俗の非道徳性』 青空文庫
五千円なら売るが、一文も引けないと啖呵を切るんだ」「そいつはどうも」「云うのが厭なら、私はあの建物を手離さないよ。
— 海野十三 『疑問の金塊』 青空文庫
作例 · 標準
会議で意見が対立した際、彼は堂々と啖呵を切って自分の正当性を主張した。
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悪徳業者を前にして、彼女が毅然と啖呵を切る姿は見ていて爽快だった。
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父親は昔、町内会のトラブルを解決するために見事な啖呵を切ったことがあるらしい。
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