有りそう
ありそう
形容動詞
標準
probable
文例 · 用例
しかしそういう処でも「絶対の自由」などという夢のようなものはおよそ有りそうもないようである。
— 寺田寅彦 『学問の自由』 青空文庫
「あいつの云うことを聞く者がだいぶ有りそうかな?
— 黒島伝治 『豚群』 青空文庫
見慣れぬビルディング街の夜の催眠術にかかって、いつのまにか方角がわからなくなってしまう、ということは、きわめて有りそうなことである。
— 寺田寅彦 『蒸発皿』 青空文庫
これも人のうわさで事実はたしかでないが、しかし至極もっともな有りそうな話である。
— 寺田寅彦 『ジャーナリズム雑感』 青空文庫
表だけ見えて、欄干が左右へ……真中に榎の大樹があって仕切る、その二階がね、一段低くなって流に臨んで、も一つ高い座敷が裏に有りそうなんだ、夢だからね、お聞き。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
「こりゃ仰有りそうな処、御自分の越度をお明かしなさりまして、路々念仏申してやろう、と前途をお急ぎなさります飾りの無いお前様。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
まさかオンバコやスギ菜を取って食わせる訳にもゆかず、せめてスカンポか茅花でも無いかと思っても見当らず、茗荷ぐらいは有りそうなものと思ってもそれも無し、山椒でも有ったら木の芽だけでもよいがと、苦みながら四方を見廻しても何も無かった。
— 幸田露伴 『野道』 青空文庫
紺屋の暖簾の鯛の色は、燐火となって燃えもせぬが、昔を知ればひづめの音して、馬の形も有りそうな、安東村へぞ着きにける。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日有りそうについて考えている。
有りそうという言葉は日本語で重要だ。
彼は有りそうの意味を理解している。
この文には有りそうが含まれている。