讃美歌
さんびか
名詞
標準
文例 · 用例
ビーチャーの大事業もけっしてこの一つの讃美歌ほどの事業をなしていないかも知れませぬ。
— 内村鑑三 『後世への最大遺物』 青空文庫
朝夕に讃美歌の合唱が聞こえて、それがこうした山間の静寂な天地で聞くと一層美しく清らかなものに聞こえた。
— 寺田寅彦 『高原』 青空文庫
独りで讃美歌のようなものを作って、独りでこっそり歌っていたが、恥ずかしがって両親にもそれは隠して聞かせなかったそうである。
— 寺田寅彦 『アインシュタイン』 青空文庫
私は讃美歌をさえ忘れてしまいました。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
そのとき汽車のずうっとうしろの方から、あの聞きなれた三〇六番の讃美歌のふしが聞こえてきました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
そのとき汽車のずうっとうしろの方からあの聞きなれた〔約二字分空白〕番の讃美歌のふしが聞えてきました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
そして彼女は静かに讃美歌を口ずさみながら、緑の木蔭の方に吸われて行った。
— 素木しづ 『咲いてゆく花』 青空文庫
巍は夕方幸子を抱いて、樂しさうな讃美歌を大聲で歌ひながら、砂山から海の方へ行つた。
— 素木しづ 『珠』 青空文庫