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属関

ぞくぜき
名詞
1
標準
文例 · 用例
それは大丈夫としてからが、ああいう美しいのには有りがちだから、肺病の憂があってはならず、酒井の親属関係、妙子の交友の如何、そこらを一つ委しく聞かして貰いたいんだがね。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
二条の院の姫君が何人であるかを世間がまだ知らないことは、実質を疑わせることであるから、父宮への発表を急がなければならないと源氏は思って、裳着の式の用意を自身の従属関係になっている役人たちにも命じてさせていた。
源氏物語 青空文庫
そして京水との親属関係を問うた。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
皆同族なるが如くであるが、今|遽に其親属関係を詳にすることを得ない。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
しかし宗助が興味を有たない叔父の所へ、不精無精にせよ、時たま出掛けて行くのは、単に叔父|甥の血属関係を、世間並に持ち堪えるための義務心からではなくって、いつか機会があったら、片をつけたい或物を胸の奥に控えていた結果に過ぎないのは明かであった。
夏目漱石 青空文庫
断らなければならぬ事は、百太夫或は才の男は、元はお迎へ人形であつたのだが、いつか迎へられる神と合一して、一体となり、新しい主神に対して、従属関係を持つ様になつた。
折口信夫 偶人信仰の民俗化並びに伝説化せる道 青空文庫
彼に言わせれば、現代の全文化は一切の宗教運動とは別個に、従属関係においてではなしにこれと対立する。
――一つの反措定として―― チェーホフ序説 青空文庫
人類の間に上下の階級を生じ、従属関係の起ることは、少くも歴史を遡りうる限りにおいて、必ず存在した現象であった。
喜田貞吉 賤民概説 青空文庫