血相
けっそう
名詞
標準
expression
文例 · 用例
たしかにその時、彼の血相は變つてゐた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
血相をお変えになってどこへお出でになるんで……ナ何ですって……。
— 夢野久作 『悪魔祈祷書』 青空文庫
母は直ぐ血相変て、「オヤそれは何の真似だえ。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
(青年の血相が変り鬼畜の形になって蓮月に飛びかかる。
— 岡本かの子 『ある日の蓮月尼』 青空文庫
この毛むくじゃらを、稲葉家の縁起棚の傍で見た事があるというだけ、その血相と、意気込みで、様子を悟って、爺さんは、やがて、押くり返し何と言われても、行った先を饒舌らなかった事は言うまでもない。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
「ちと気が狂れて血相変り、取乱してはいるけれど、すらっとして中肉中脊、戦慄とするほど美い女さ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
と振離され、得三たちまち血相変り、高田の帯際むずと掴みて、じりじりと引戻し、人形の後の切抜戸を、内よりはたと鎖しける。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
」「おや……」と夫人は血相変え、火箸を片手に握りしまま、衝と立上って矢島を睨附け、「ヌ――」とばかり、激怒して口が利けず。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
作例 · 標準
彼の血相が変わり、何か悪い知らせがあったのだと察した。
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怒りで血相を変えた上司が、大声で部下を叱責した。
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突然の事故の知らせに、彼女は血相を変えて現場に駆けつけた。
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