雅びた
みやびた
形容詞-語幹
標準
elegant
文例 · 用例
しかも、更に赤面汗顔に価いしたのは、いよいよとなると、ただ黙々とやるだけでは芸がない、雅びた文句の数え歌に合わせてやるとて、石川五右衛門の洒落た名乗り文句をもじって、「一に石川で」で一人。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
翁草、吟味して雅びた物言ばかりなさるマダアム・プレシウズ。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
腐肉に集る蒼蠅でもロミオには優す幸福者ぢゃ、風雅びた分際ぢゃ。
— ROMEO AND JULIET 『ロミオとヂュリエット』 青空文庫
勿論「野分の又の日こそ甚じう哀れなれ」と清少納言が書いた様な平安朝の奥ゆかしい趣味は今の人にも伝はつて居るから、野分と云ふ雅びた語の面白味を感じないことは無いが、それでは此吹降に就ての自分達の実感の全部を表はすことが不足である。
— 與謝野晶子 『台風』 青空文庫
ヒラリ、馬をおりるが早いか、まごつく十内を案内にうながしたてて、そのまま庭の柴垣にそって、雅びた庭門をあけさせ、飛石づたいに庵のほうへと、雨に追われるように駈け込んでいきます。
— こけ猿の巻 『丹下左膳』 青空文庫
あなたの雅びたる才がその人を高きに従かせる。
— 室生犀星 『荻吹く歌』 青空文庫
」 丹波口に近いあたりで舟を下り、西の京の町にはいった生絹は、物商う声、ゆききする人の晴れやかな装束、音という音の雅びたるに眼をみはった。
— 室生犀星 『荻吹く歌』 青空文庫
……なにしろこの師範代は稽古が荒いのだ、歌舞伎役者のような美男で、起ち居も上品だし、言葉つきもたいそう雅びたものだが、いったん竹刀を持つと人が変ってしまう。
— 山本周五郎 『恋の伝七郎』 青空文庫
作例 · 標準
料亭の庭園には、雅びた趣のしだれ桜が静かに花を咲かせていた。
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彼女が身に纏っている着物は、落ち着いた色合いながらも雅びた雰囲気を醸し出している。
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旅先で見つけた雅びた装丁の古本を、自分への土産として購入した。
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