芋づる
いもづる
名詞
標準
sweet-potato vines
文例 · 用例
砂浜から、ひょっこりひょっこりと出る芋づるの奴より、この……山の松露が、それこそ真に香しい露の凝ったので、いわば松の樹の精根でがしてな。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
役所の傍や銀行の脇や楼閣等にはどこにもここにも、田舎で洪水のために家や作物を流した人々が芋づるのように跼っていた。
— 金史良 『土城廊』 青空文庫
くわが無かったから竹で畑に穴をあけてそれに芋づるをさした。
— 永井隆 『ロザリオの鎖』 青空文庫
初めてこう悟ると、とたんにまたひとつ私は芋づる式に悟りましたね、そうだいままでの私は臭い芸はいけない、ケレンは慎もう、ひたすら、そればかり考えすぎたあげくが、本筋の芸はただ几帳面な味も素ッ気もないパサパサのものでいいのだと思い込んでしまっていた。
— 正岡容 『初看板』 青空文庫
だけど、こんどは、こいつ、小田切の手足になって動いてやったなあ、おもに俺だなあ、俺がなにすると、ズルズルと芋づる式にケガニンが出る。
— 三好十郎 『胎内』 青空文庫
本官なら芋づる式に挙げることなど、ざらです。
— The Slave of Silence 『くちなしの花』 青空文庫
いずれ江戸へ差立てても、斬罪ときまっているだろうに」「そりゃ、相場はきまっていますが、生かしておく間に泥を吐かせれば、余類のやつを芋づるに召捕られようというもんです」「ウ、なるほど。
— 吉川英治 『江戸三国志』 青空文庫
弦之丞の召捕をすました後で、大勘をはじめそいつらも、芋づるにあげてしまおう下心で聞いたのが、海鳥のように、巣を定めない抜荷屋では、いくら釘抜きでも手がつけられない。
— 剣山の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
作例 · 標準
畑から掘り出したサツマイモには、たくさんの芋づるがついていた。
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子供たちは、伸びた芋づるの間を駆け回り、鬼ごっこを楽しんだ。
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収穫が終わった畑の芋づるは、堆肥として再利用される。
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