の度に
のたびに異読 のたんびに
表現助動詞
標準
on the occasion of
文例 · 用例
彼の笑といふ笑は哄笑であり、その度に鳩尾の上辺りに垂れてゐる白の、幅広く厚くもある旧式の羽織紐が、トロントロンと揺れた。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
私は良妻賢母式な母があの父では随分骨も折つただらうとその度に思ひやつた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
その時の苦しみは忘れられないが、しかしちょっと言葉につまるとヘルマン教授が狙っていたように必要な言葉をどなってくれるので、その度に地獄で仏に会ったような気がするのであった。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
その度に父はいつでもこう云っていた。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
さすれば発信機の原板の濃淡の度に応じて受信機の膜の光に感ずる度を異にしているから、これを現像して焼き付くれば直ちに原板の写しが出来上がるという訳である。
— 寺田寅彦 『写真電送の新法』 青空文庫
その度に自分が貰った菓子、果物など、食べた振りをして袖に忍ばせ、姫にそっと持って行ってやります。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
その頃彼は休暇の度に近親の年上の誰かに淡い恋をしたが、次の休暇には前の恋人はすっかり忘れて、また別の初恋をするのであった。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
ところが、その家の庭に咲き誇った夕顔をせせりに来る蛾の群が時々この芳紀|二八の花嫁をからかいに来る、その度に花嫁がたまぎるような悲鳴を上げてこわがるので、息子思いの父親はその次の年から断然夕顔の裁培を中止したという実例があるくらいである。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
作例 · 標準
彼女に会うの度に、なぜかいつも緊張してしまう。
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新しい技術が発表されるの度に、世の中は大きく変化していく。
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その映画を見るの度に、違う感動を覚えるから不思議だ。
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