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指点

してん
名詞
1
標準
文例 · 用例
利休の指点したものは、それが塊然たる一陶器であっても一度その指点を経るや金玉ただならざる物となったのである。
幸田露伴 骨董 青空文庫
利休の指点したものは、それが塊然たる一陶器であつても一度其の指点を経るや金玉たゞならざる物となつたのである。
幸田露伴 骨董 青空文庫
物足らぬとは指点す指の短かきに過ぐる場合を云う。
夏目漱石 虞美人草 青空文庫
足り余るとは指点す指の長きに失する時であろう。
夏目漱石 虞美人草 青空文庫
人に指点す指の、細そりと爪先に肉を落すとき、明かなる感じは次第に爪先に集まって焼点を構成る。
夏目漱石 虞美人草 青空文庫
わたくしは最も注意すべき人物として、養竹立之、養真約之の森氏父子及岡西養玄を表出し、又伊沢分家に縁故最深き人物として、石川貞白及上原全八郎を指点し、此に賀客の記を終へようとおもふ。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
伐採した杉森の跡は、今でもちやんと指点された。
田山花袋 ある僧の奇蹟 青空文庫
それに、そこからは、正面に、林を隔て、山を隔て、海を隔てゝ、伊勢の遠い碧い山脈がそれと指点された。
田山録弥 伊良湖岬 青空文庫