西来
せいらい
名詞
標準
文例 · 用例
西来院の紫雲藤は咲きそらうてはゐなかつたが見事なものであつた、折から幼稚園の生徒が遠足で来てゐたのもうれしい風景であつた。
— 昭和十四年 『旅日記』 青空文庫
祖師西来の意は奈何。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
西来、『戦旗』のためにもう一遍十枚位のものを書くべしとのことなり。
— 一九三〇年(昭和五年) 『日記』 青空文庫
今宮は小西来山の十万堂の残つてゐる処で、果して真作かどうか疑はしいけれど、「今宮は、虫どころなり。
— 折口信夫 『村々の祭り』 青空文庫
伝説によると、山三は、蒲生氏郷の寵を受けた、当時有名の美少年だつたとあるが、其見出される迄は、建仁寺の西来院に居つたともある。
— 折口信夫 『ごろつきの話』 青空文庫
お絹の仕えた神尾の先殿様の墓はこの浜松の西来院にあって、そうしてこの浜松の城下はお絹の故郷でありました。
— 東海道の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
東去西来知幾年、壮心一片老逾堅、微衷聊欲扶皇運、遥上南洋万里船。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
天為屋壁海為筵、自笑吾身亦似船、東去西来無定宿、南溟尽処送今年。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫