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趺坐

ふざ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
sitting cross-legged
文例 · 用例
その夥多しい石塔を、一つ一つうなづく石の如く從へて、のほり、のほりと、巨佛、濡佛が錫杖に肩をもたせ、蓮の笠にうつ向き、圓光に仰いで、尾花の中に、鷄頭の上に、はた袈裟に蔦かづらを掛けて、鉢に月影の粥を受け、掌に霧を結んで、寂然として起ち、また趺坐なされた。
泉鏡太郎 深川淺景 青空文庫
さては旨いぞシテ操ったり、とお通にはもとより納涼台にも老媼は智慧を誇りけるが、奚んぞ知らむ黒壁に消えし蝦蟇法師の、野田山の墓地に顕れて、お通が母の墳墓の前に結跏趺坐してあらむとは。
泉鏡花 妖僧記 青空文庫
丁度その時、辮髪の支那兵たちは、物悲しく憂鬱な姿をしながら、地面に趺坐して閑雅な支那の賭博をしていた。
萩原朔太郎 日清戦争異聞(原田重吉の夢) 青空文庫
甲板の片隅に寂寞として、死灰の如く趺坐せり。
泉鏡花 旅僧 青空文庫
塚の上に趺坐して打傾いて頬杖をした、如意輪の石像があつた。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
かく在りて趺坐し一夜をありけらしその縁の端と思ふに我は天心居夜情岩の端にことりともこの家音せぬは人|坐さぬらしすさぶ夜の潮潮ひびく君が館の跡どころ小夜ふけて聴くに磯は直ぐ下草塚にこもるこほろぎ潮騒のとどろ立つ夜を鋭声しきりに註、天心先生の墓あり。
北原白秋 夢殿 青空文庫
右には武光岩、鬼岩、蟇岩、帽子岩、ただ見あぐる岩石の突屹相、乱錯相、飛躍相、蟠居相、怪異相、趺坐相相相である。
北原白秋 木曾川 青空文庫
なにしろ流沙河で最も深い谷底で、上からの光もほとんど射して来ない有様ゆえ、悟浄も眼の慣れるまでは見定めにくかったが、やがて、薄暗い底の台の上に結跏趺坐したまま睡っている僧形がぼんやり目前に浮かび上がってきた。
中島敦 悟浄出世 青空文庫
作例 · 標準
禅寺の本堂で、修行僧たちが静かに趺坐して瞑想に耽っている。
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背筋を伸ばし、趺坐を組むことで、心身の調和を図る。
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「初心者がいきなり趺坐をするのは足が痛むだろうが、慣れれば心地よいものだ」
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