細大
さいだい
名詞
標準
great and small
文例 · 用例
そのかわりにそのカメラの視野内に起こった限りの現象は必然的なものも偶然的なものも委細かまわず細大もらさず記録され再現されるのである。
— 寺田寅彦 『ニュース映画と新聞記事』 青空文庫
目にうつる事物を細大|洩らさず列記して、以て、自然の真実を写し得たりとなすとか。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
法螺丸は又、そいつを地獄耳の中に細大洩らさずレコードしておいて、ほかの医学博士に応用する。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
この細大二流は、わが立てる巖の前に至りて合し、幅|闊き急流となり、乳色の渦卷を生じて底なき深谷に漲り落つ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
踊る子達は、己れの姿を細大洩さず、これに依る客観視し得るためでありませう。
— 牧野信一 『舞踏学校見物』 青空文庫
一人の素裸の女を、数人の男達が取囲んで狂人眼をして彼女の肉体の各部分を、細大洩らさず絵に描きあげようなどゝいふ計画は、この画家仲間を離れては到底思ひももうけぬ欲望であるのだ。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
饗庭氏の抄録本もしくは和田氏の校訂本によって馬琴の日記を読んだものは、誰でもその記載の事項が細大洩らさず綿密に認められたのを驚嘆せずにはいられない。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
俸禄も厚く、信任も重く、細大の事務|尽く掌裡に帰して裁断を待ち、監督川島不在の時は処務を代理し、隠然副監督として仰がれていた。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
作例 · 標準
彼は細大漏らさず、すべての出来事を記録した。
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会議では、細大にわたる議論が交わされた。
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細大の事を顧みず、目標達成に邁進した。
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