絵端
えたん
名詞
標準
文例 · 用例
…………小包がきれて居まして、…………絵端書は…………。
— 平出修 『公判』 青空文庫
日本やドイツの誰彼に年賀の絵端書を書きながら罎詰のミュンシナーを飲んでいるうちに眠くなって寝てしまった。
— 寺田寅彦 『二つの正月』 青空文庫
……新橋の芸妓で、人気と言えば、いつもおなじ事のようでございますが、絵端書や三面記事で評判でありました。
— 泉鏡花 『甲乙』 青空文庫
自分が今迄「吾輩は猫である」を草しつつあった際、一面識もない人が時々書信又は絵端書抔をわざわざ寄せて意外の褒辞を賜わった事がある。
— 夏目漱石 『『吾輩は猫である』上篇自序』 青空文庫
下宿へ帰つて、湯に入つて、好い心持になつて上がつて見ると、机の上に絵端書がある。
— 夏目金之助 『三四郎』 青空文庫
しきりに絵端書を眺めて考へた。
— 夏目金之助 『三四郎』 青空文庫
また美禰子の絵端書を取つて、二匹の羊と例の悪魔を眺め出した。
— 夏目金之助 『三四郎』 青空文庫
文章なら此絵端書に匹敵する文句でなくつては不可ない。
— 夏目金之助 『三四郎』 青空文庫