氷の刃
こおりのやいば
名詞
標準
gleaming sword
文例 · 用例
理智の冷たさが霜の鋒、氷の刃となって身をさいなむ。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
さらば最期ぞ、覚悟はよいか、いえばおとせは顔ふりあげて、なんの今さら未練があろう、早う早うと両掌を合わす、松もかつ散る氷の刃…… つらつら思うに、心中なぞするもんじゃありません、後世には酒の肴になる。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
彼の背筋を、氷の刃のように冷いものがスーッと通りすぎた。
— 海野十三 『軍用鼠』 青空文庫
あはれ南無八幡大菩薩も照覽あれ、瀧口時頼が武士の魂の曇なき證據、眞此の通り』と、床なる一刀スラリと拔きて、青燈の光に差し付くれば、爛々たる氷の刃に水も滴らんず無反の切先、鍔を銜んで紫雲の如く立上る燒刃の匂ひ目も覺むるばかり。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
何程の事やあらむと侮りつゝ、雪影うつらふ氷の刃を、抜き連れ抜き連れ競ひかゝる。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
氷の刃がぎらっと光る、抜身を構えた文覚は近寄るものあらば刺さんという態度である。
— 第五巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
よろりと身をそるところへ、黒装束の腰からさッとほとばしった氷の刃!
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
作例 · 標準
戦士は、きらめく氷の刃を手に、敵と対峙した。
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雪山で遭難したとき、氷の刃のような冷たい風が体に突き刺さった。
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伝説の剣は、まるで氷の刃のように透き通っていて、触れると凍りつきそうだ。
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