血も涙もない
ちもなみだもない
表現形容詞
標準
cold-blooded
文例 · 用例
西洋には血も涙もない悪党が多い。
— 夢野久作 『悪魔祈祷書』 青空文庫
さすがの小沢も、「おれは今血も涙もない、非情の石ころになっているのかも知れないぞ」 と、もはや豹吉の顔を正視するにしのびなかった。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
それは仕事にかかったが最後、昼夜ブッ通しに、血も涙もない鋼鉄色の瞳をギラギラさせる、無学な、醜怪な老職工だからであった。
— 夢野久作 『怪夢』 青空文庫
良平という奴は生れながらに血も涙もない奴で、誰の家でも手当り次第に破滅させて、美味い汁を吸うのが専門の悪魔なのだ。
— 夢野久作 『鉄鎚』 青空文庫
スマートな長身の若紳士が、真白い大入道に抱き付かれて、半狂乱に暴れている光景……それを通じてわかる白入道の超人的な怪力と、血も涙もない冷静な怒り……見ている連中は石のように固くなってしまった。
— 夢野久作 『オンチ』 青空文庫
それを、それを、只の御近侍衆のように、不義はお家の法度、手討ちじゃと言わぬばかりな血も涙もないお仕打ちは、憎らしゅう厶ります。
— 佐々木味津三 『老中の眼鏡』 青空文庫
何事も報いられぬこの世に……神も仏もない、血も涙もない、緑地も蜃気楼も求められない沙漠のような……カサカサに乾干びたこの巨大な空間に、自分の空想が生んだ虚構の事実を、唯一無上の天国と信じて、生命がけで抱き締めて来た彼女の心境を、小生等は繰り返し繰り返し憐れみ語り合っております。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
皆様はこの心をもって、男性が作る残酷な、血も涙もない、厚顔無恥な悪徳の世界と戦わなければならぬ使命を、まだ歴史のない大昔以来、心の底から本能的に伝統してお出でになるのであります。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
作例 · 標準
その支配者は血も涙もない独裁者として恐れられていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
そんな血も涙もない仕打ちをするなんて、信じられない。
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彼はビジネスのためなら血も涙もない決断を下す人間だ。
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