仏文
ふつぶん
名詞
標準
French
文例 · 用例
自分はドイツで出版された仏文の本をもっている。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
…… 私がまだ東大の仏文科でまごまごしていた二十五歳の時、改造社の「文芸」という雑誌から何か短篇を書けといわれて、その時、あり合せの「逆行」という短篇を送った。
— 太宰治 『わが半生を語る』 青空文庫
同年、東京帝大仏文科に入学。
— 太宰治 『狂言の神』 青空文庫
既に幾たびも君が学資に窮して、休学の已むを得ざらんとするごとに、常に仏文の手紙が添て、行届いた仕送があったではないか。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
嚊々殿は仏文の手紙と、若干金の学資とをもって神月を買ったものだと言わなけりゃなりません、そいつあ御免を蒙りたいな、仕送をしたっていくらがもんです。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
梓は幾ほどもなく仏文の手紙を得て、この隠家を出て、再び寄宿舎の卓子にバイロンの詩集を繙いて粛然とする身になったが、もとより可懐しい天神下はますます床しいものと成り増ったのである。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
朝参詣二十四 梓が大学の業を卒えて、仏文の手紙の姫、年紀は二ツ上の竜子に迎えられて、子爵の家を嗣ぐ頃には、地主の交替か、家主の都合か、かの隠家の木戸は釘附の〆切となって、古家の俤も偲れなくなった。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
ボードレエルの仏訳は仏文学の谷丹三が参照した。
— 牧野信一 『ユリイカ・独言』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は流暢な仏文で、取引先への感謝の手紙を書き上げた。
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図書館の地下には、古い仏文の文献が大量に保管されている。
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今期の課題は、カミュの小説の仏文を和訳することだった。
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