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つくね
名詞
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標準
文例 · 用例
「俺がみんなと、もう一足といふ所で造になる所まで喋舌ることを耕二は知つてゐるからだ」と兄はさう考へると今暗い部屋の中に、小さな蒲団にくるまつて寝てゐるであらう耕二がとてつもなく気味の悪いものに思へた。
中原中也 耕二のこと 青空文庫
「人間の昂奮とかいふものはさう永続的でないのだから……」――私はそんな理窟を勝手にね揚げて自分の心を制しようと強めた。
中原中也 その頃の生活 青空文庫
」 私はまたダダをねた。
中原中也 その頃の生活 青空文庫
………それから愚にもつかない話を、例へば俳優の私生活などを色んなに造しては曝け出してお目に掛けた。
――飜弄さる 蜻蛉 青空文庫
たゞ或る時は僅かな経済学的知識を持出してその裏付けとなし、或る時は自分の感傷にまかせてダダをねるのである。
中原中也 非文学的文士 青空文庫
天は愈よ明るい、氷の海は一層の白を加うると共に、一分の硬味を減じて来た雪になったのである、玉屑累々ともいうべき空に懸れる雪の大路を無形の手で、橇を縦横に掻き廻しはじめたと見え、ね返した痕跡が割れ目を生じたころは、雪は一方に堆く盛り上られ、一方では掬われたようにげっそりと凹む。
小島烏水 奥常念岳の絶巓に立つ記 青空文庫
こんどまた戦争に負けたからと言って、大いそぎで一時のがれのごまかしを造して、ちょっとうまい事をしようとたくらんでいる政治家など無ければ幸いだが、そんな浅墓な言いつくろいが日本をだめにして来たのだから、これからは本当に、気をつけてもらいたい。
太宰治 パンドラの匣 青空文庫
あんな美しい顔をしていながら、この平和なハムレット王家に対して、根も葉も無い不埒の中傷を造し、デンマーク一国はおろか、ウイッタンバーグの大学まで噂を撒きちらすとは、油断のならぬものですね。
太宰治 新ハムレット 青空文庫